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「介護職はガ〇トに行けない」の記事を信じてしまう人はヤバい

どーも、お抹茶介護士です。

最近話題となったニュースで「介護職は某レストランに行けない」という記事がありましたね。あえてどの記事かはここでは引用しませんけど

僕も介護職としてはもう10年ぐらい働いていまして、どれどれどんな記事なのだろう。そういえば最近ガストに行ってないなー。スパイファミリーのコラボやってたよなー。としょうもないことを考えながら読んでみました。

結論としてはツッコミどころが多すぎて笑っちゃいましたよ。

Xなんかではこの記事を引用して「介護職は給料が安すぎる!!何とかしないと業界が持たない!!」みたいな煽りでインプ稼ごうとしている人がたくさんいましたが、そういうの信じてる時点でダメですね。それでは豊かな生活はできません。

こういういかにもミスリードされた胡散臭い記事を信じてしまう人は自分で正しい情報を判断できる能力がないと思うので、一度自分の価値観みたいなものを見直した方がいいと思います。

で、どのあたりがおかしいと感じたのかを解説してみようと思います。

目次

介護職の給料は低いっていうのは本当?

まず、この記事のテーマとして挙げられているのが「介護職は給料が低いので生活が苦しい」という視点ですよね。

夫婦で世帯年収は500万円。平均の430万円程度とほとんど変わらない。子供3人は養えない。私立には行かせられない

まずこの部分の違和感がすごいです。

平均の430万円は「額面」の金額です。まぁここから税金を引かれるわけですね。そうすると手取りの平均は350万円程度になるはずなんですよ。

それで夫婦で500万という数字はおそらく「手取り」の金額と思われます。月収や勤務年数をを考えるとそれ以下だというのは考えにくいです。本当にこの数値が額面だとすると介護業界の相場からはかなり安いので、さすがにご主人転職した方が良いのではないかと思います。

ですので、ご主人の給料は平均給与と同じかそれ以上あると思われます。

妻は正社員になれず月8万円の収入の意味

続いて妻の収入にも違和感がありました。

正社員になろうと思ったが夜勤が子育て夜勤ができないので採用されない。今は月8万円で働いている

この部分はツッコミどころは2つあります。まず夜勤ができないということですが、介護施設にはいろいろな施設や職種があるので夜勤のない仕事もあります。デイサービスとか、訪問介護とか。あとは相談員とかになると夜勤はないですし、募集しているところはたくさんあるはずです。

もう一つは月8万円という収入です。勘のいいひとはお分かりだと思いますが、これは扶養の範囲内ということです。

つまりはこの夫婦は意図的に扶養の範囲内で働いているということで、そもそも正社員になることをそこまで望んでいるわけではないんですよ。まあ、「気楽に子育てできるところで雇ってもらえたらいいかな」ぐらいの感覚で仕事を探していたわけです。子育てしながら仕事をするというのは介護業界関係だけでなく、日本全体の問題なのでさも介護の現場が悪いみたいなミスリードはおかしいなと感じます。

年収300万で手取り22万?婚活できないのは誰のせい?

最後に婚活で結婚できない介護職員の話が出てきますが、

年収300万手取り22万

という話が出てきますが、「年収」と書かれると額面のように感じますが、これは手取り300万ということでしょう。手取り22万だとボーナス込みで額面350万円ぐらいはあるはずなので、額面ではなさそうです。ボーナス込みで手取り22万だとすると年収は270万ぐらいなので、それはそれで計算がおかしくなりますね。手取りで300万で間違いないと思います。

まぁそれでも少ない気がしますが、資格がないとどうしても給料が安くなりがちなのは仕方ないところだと思います。

「婚活パーティーが3000円ぐらいかかって大変」という話もありますが、普通に女性とデートして映画見て食事に行ったらもっとかかるので、そもそも結婚する気がないんだろうなという気がします。

最近は割り勘でいいという人も多いようですし、相手を選ばなければ結婚はできると思います。

それから一人暮らしなら、茨木なんかで働かずに都心部に来たらもっと給料の良い職場あると思います。田舎の介護施設は割と深刻なのかもしれない。しらんけど。まぁそのあたりも他の業種も同じでしょう。田舎に行くほど給料安くてよい仕事がないので、介護だけの話ではない。一人暮らしなんだから別に茨木で働く理由もないでしょう。

エッセンシャルワーカーは給料が安定している

最後に全産業との平均給与の比較が出ていますが、平均よりも低くなるのは構造上の問題もあるので、仕方ない部分があるのかなという気はします。

以後とでは専門知識を必要としている仕事が多く、40代から働こうと思ってもなかなか働くことはできません。

それに比べて、介護の現場は他業種からの受け皿になっているような部分もあるので、40代でも未経験で雇ってもらえる業種になります。成長産業ですし、規模がどんどん大きくなり、労働者人口が増えれば、そりゃ平均給料は上がらないですよね。

いや、グラフだけ見れば平均給与は上がっていますね。処遇改善とかで給料増えてますもん。コロナショックで全産業の平均が下がっている時期でも給料は下がっていないので、エッセンシャルワーカーは景気の波に左右されないのが強いところです。逆に好景気の今の時期は給与が上がるのは後追いになってしまうので、1年~2年のラグがあります。

「物価高で家計が辛い」といってもそういう業種なんだから仕方ありません。あなた方がコロナの時期に失業の不安なく働いていた時期に旅館やホテルで働いていた人は仕事がなく収入すらなかった人もいたんですから、それは業種の特徴というだけです。インフレのリスクに備えて株投資でもしてください。

介護業界の問題はマネーリテラシーの低さ

じゃあ、介護業界は給料がいいのかというとそんなことはないです。僕ももっと給料欲しいです。

とはいえ、いきなり上がるもんでもないので、給料がもっと欲しい人は転職するなり、出世するなり、副業するなりするしかないです。

介護業界で働いている人ががすぐに「給料が少ない」というのはどちらかというと金融リテラシーが低い方が問題なんです。

今回のような記事の違和感に気づけないような金銭感覚で生活していることが問題です。

お金は空から降ってくるものではないので、自分で稼ぐしかありません。そのためにはお金の勉強をするしかないです。子供を3人も作ったら、そりゃ介護職員じゃなくてもお金には苦労します。

「お金がない」と言っている間はお金は増えません。どうすればお金が増えるのかを考えていきましょう。そうすればガストじゃなくて年に1回ぐらいはそこそこオシャレなレストランに行けるはずです。そういう生活をどうすればできるのかを考えることが大切ですね。

まとめ

今回は某記事のツッコミどころをまとめてみました。僕の憶測がほとんどなので、僕の意見が間違っている可能性もありますが、世の中の記事がすべて真実ではないということです。

誰かが、意図的に印象操作をしている可能性がありますので、世の中な情報は一度疑ってみる必要があります。

とりあえずは、今回の記事のようなものを信じて文句を言っている暇があったら転職するなり、投資の勉強をするなりした方がよっぽど生産的です。

文句を言っていても1円にもなりませんし、文句は言霊となって自分に返ってきますので、どうすれば職場で給料が増えるのか?いまあるお金を増やせるのか?を考えることができるマインドにシフトしていった方が良いと思いますね。

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