映画の選定基準
今回、高齢者のレクリエーション向けの映画として選んだ基準として、興行収入を参考にしています。
興行収入の多い映画はそれだけ話題になり、多くの人が見ていたという証明になると思うので、高齢者にも馴染みのある作品が多いはずです。
一つの目安にはなると思いますので、良ければ参考にしてみてください。
年度別映画興行成績
目次
1960年の時代背景
まずは、レクリエーションの内容を決める前に知っておきたいのは1960年代の映画はどういった人たちが見ていのかということを知っておきたいですね。
2020年基準だと70代〜80代の人が見ていた
1960年代だと約60年前になりますので、この頃の映画を見ていた世代は70~80代ぐらいだと思います。
戦争の貧しい生活も落ち着き、日本の未来のために前を向きながら一生懸命働いていた時代ですね。
映画のジャンルとしても、ややコメディタッチの多い映画が増えているような印象です。
1950年代よりも映画レクに向いた作品が多いと言えるかもしれませんね。
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邦画
椿三十郎
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1950年代にも多くのヒット作を生み出していた黒澤明と三船敏郎の映画です。
ユーモラスなシーンも多く、黒澤映画の中でも人気の高い作品となっています。
キングコング対ゴジラ
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介護施設のレクリエーションでゴジラはすこし抵抗があるかもしれませんが、年代的には今の高齢者施設にいる人達が20代〜30代ぐらいだった頃の作品ですので、上映しても問題は無いのかと思います。
迫力ある映画を上映したいのであれば、検討の余地はありでしょう。
東京オリンピック
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約3時間と時間は長めの作品となっていますが、12億円と当時としては異例の大ヒットとなった作品です。
基本的には記録映画ですが、その芸術性の高さから評価の高い作品です。
クレージーだよ天下無敵
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1960年代に多くのシリーズが作られたクレージーシリーズです。
この年には、クレージーシリーズは3作品が興行成績で10位以内にランクインしています。
笑いあり、歌ありで飽きることなく映画を上映することができますね。
時間も100分以内に収まっていますので短く見やすいと思います。
レッツゴー!若大将
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若大将といえば加山雄三ですね。
こちらは大学生の青春をテーマとして作品です。
大人気シリーズとなっており、10年で全17作品が制作されています。
明るい青春ドラマとなっていますのでレクリエーションにはむいた作品と言えるでしょう。
黒部の太陽
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名作として知られる黒部の太陽です。
黒部ダムの建設をテーマとした作品で、当時のダム建設がいかに過酷であったかということがわかります。昔の人がこうやって生活をしやすい基盤を作ってくれたおかげで私たちは日常生活を送ることができているのだなと感じると感動しますね。
しかし、196分はすこし長すぎますね。
風林火山
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戦国時代の有名武将である武田信玄に仕えていた山本勘助を主人公とした作品です。
三船敏郎や石原裕次郎など、当時の有名俳優が出演しており評価の高い作品です。
大河ドラマのような作品なので、高齢者としても見やすい作品となっているでしょう。
白い巨塔
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興行成績としてはランク外ですが、その後も何度もリメイクされている名作の白い巨塔です。
TVシリーズでは視聴率30%を超えることもありました。
医者の権力闘争がテーマとなっているため、すこし難しい話ですが他の作品とは違った社会派のドラマとなっています。
男はつらいよ
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その後、49作という大人気シリーズの第1作目です。
第1作目ということで、ランク外となっていますがその後の人気は日本国民なら誰もが知るところでしょう。
高齢者施設での寅さんは鉄板の映画と言えますね。
1960年代の洋画
ベン・ハー
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ローマ帝国のことを描いた作品です。
長い期間アカデミー賞で11部門という最多受賞作品という記録を保持していた作品です。
その後のアカデミー賞11部門を獲得した作品は「タイタニック」「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」だけであり、現在でも最多受賞作品の一つとなっています。
222分はちょっと長いですね。
荒野の7人
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黒澤明の名作である「7人の侍」を西部劇風にリメイクした作品です。
日本を代表する映画監督である黒澤明が原作ということで日本人にとっても馴染みの深い作品となります。
時代劇よりも、軽快な音楽とテンポで話が進んでいくため、7人の侍よりも見やすいかもしれません。
時間も約2時間と見やすいのも◎。
ウエスト・サイド物語
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ロミオとジュリエットをオマージュした、ミュージカルの名作です。
普通の映画とは違い歌と踊りが所々に挟まれているため、飽きることなく見ることができるでしょう。
普通の映画とは違い歌と踊りが所々に挟まれているため、飽きることなく見ることができるでしょう。
ストーリーもシェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」をベースにしているため、ストーリーも完成度が高い作品です。
大脱走
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第2次世界大戦末期の捕虜施設からの脱走を描いた作品です。
戦争の時代の話なので好みは分かれるところですが、全体的にコミカルに描かれているため見やすい作品となっています。
本当に脱走できるのかということでハラハラしながら見れることもいいですね。
何よりも一番の驚きはこの作品が実話をもとにして作られているということです。
マイ・フェア・レディ
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オードリー・ヘップバーン主演の名作ミュージカルとなっています。
この時代はミュージカル作品が多いですね。
歌と踊りがあれば明るい雰囲気の作品になりますので、映画の鑑賞にはもってこいです。
ロンドンの花売りが一流の淑女として成長していくというストーリーもわかりやすく見やすいテーマの作品になっていますね。
007ゴールドフィンガー
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スパイ映画の金字塔である007シリーズの第3作です。
スパイ映画は悪役もわかりやすく設定されていますし、ハラハラできる部分もありエンタメとして見やすい作りになっていますね。
ボンド・ガールと呼ばれる美女が多数登場したり、ボンド・カーと呼ばれる車や秘密兵器が沢山出てくると言った点でエンタメ作品としての完成度が非常に高い作品となっています。
サウンド・オブ・ミュージック
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こちらもミュージカルの名作サウンド・オブ・ミュージックです。
「ドレミの歌」や「エーデルワイス」などは知らない人がいないでしょう。
作品の設定も家庭教師が子どもたちに歌を教えるというのがテーマなので、誰でも見やすい作品になっていると思います。
卒業
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エリート青年の不倫やその娘との恋を描いた作品。
今風に言うとNTR作品です。
結婚式で花嫁と抜け出すシーンは今も語り継がれる名シーンとなっています。
猿の惑星
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ある惑星にたどり着いた人間たちが見たのは猿が人間を捕まえているという衝撃的な設定。
その後、主人公たちも猿に捕まりその後脱出を図るわけですが、こちらのラストシーンも語り継がれるほど有名となっています。
猿の特殊メイクも評価が高く、SF映画としての完成度が高い作品です。
イージー★ライダー
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荒野をかけるハーレー・ダビットソン。
その設定だけで男性としてはたまらない設定の作品になっています。
自由を追い求めて、若者たちがアメリカを横断するという設定もアメリカ映画らしくて良いですね。
まとめ
今回は1960年代の映画をピックアップしてみました。
1960年代はコメディ系の映画も多く、介護施設での映画上映レクをする場合にはオススメの年代と言えます。
シリーズものも多いので、評判の良かったものを上映していくのも良いでしょう。
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