万博の準備はそれなりにしたつもりだったけど、予約は全滅。
人気パビリオンは当然取れず、深夜の予約チャレンジもあっけなく失敗。
正直ちょっと凹んだけど、もうチケットも取ってあるし、せっかくだから行ってみることにした。
「予約なしでも、なんとかなるんじゃないか?」
そんな気持ちで、当日を迎えることになった。

楽しみな万博当日。6時から準備。
ついに万博当日になった。
ここ最近は雨が続いていたのだが、僕は自称晴れ男なので、晴れるだろうと思っていたら本当に晴れた。これは縁起がいい。
いままでの失敗もすべて昨日の雨に流して、気を取り直していこう。
9時の入場予約だったので、逆算すると7時ぐらいには出た方がいいらしい。
6時に妻を起こしたら、「お風呂に入りたい」という。昨日7時には出るって言っただろう。早くしてくれ。女性は準備に時間がかかるんだから。
そうこうしているうちに7時は過ぎたが、まだ大丈夫、電車にはまだ間に合う。急いで準備をしてもらって、電車に飛び乗る。ギリギリ予定していた電車には間に合った。

8時半ごろにはついたが、すでに行列だ。
結構しっかりとした荷物検査があるらしい。仕方ないのだが、並ばない万博というキャッチコピーはいったい何だったのだろうか?
待ち時間は結構暑い。すでに6月になったし、夏だからな。これぐらいの暑さなら、まぁ耐えられそうではある。
徐々に流れていく行列。入場できたのは9時半だった。
【地獄】イタリア館、4時間待ちで途中リタイア…

当日予約は入場後に取ることができる。入口でスタッフに「ピッ」としてもらって中へ。予約が取れるのは入場後の10分後らしいのでタイマーをセット。
まずはミャクミャクと撮影会をしておく。移動していたら、ポケモンもいた。カビゴンはテンションが上がる。
妻と撮影しようとしていたら「撮りましょうか?」と家族連れの優しい声があったのでお言葉に甘えた。

このあたりで、10分経過。当日予約を確認する。
「日本館」を発見したので急いで予約ボタンを押したら、予約が取れた。
当日予約は入場後じゃないと、次の予約が取れないので16時というのは少し不満だが、スケジュールができたということでひとまず一安心。
そして、今回の目的の一つであるとんかつ乃ぐちへ。こちらも無事に予約ゲット
14時、16時と予約は決まったので、とりあえずそれまでの時間を過ごしたい。
4時間あるわけで、どうしても見たいと思っていたイタリア館へ向かう。
今10時だ。最後尾のカードを持っているお姉さんが「2時間以上ですけど大丈夫ですか?」と声をかけられたが、4時間の余裕があるので全然大丈夫だ。
と思っていたのが間違いだった。
大屋根リングの下は意外と涼しい。というか寒いぐらいだったので疲労感はなかったが待てど暮らせど、列は進まない。
11時:ようやく進んできたなぁ。まだ結構時間かかりそう。
12時:これ、まだまだありそうだけど大丈夫かな?
13時:ようやく半分過ぎたところなんだけど、無理じゃない?
13時半になってこのままでは14時の予約に間に合わないと気づき、3時間半待った列を抜ける決断をする。
2時間以上とは聞いてたけど、4時間待ちは聞いてないって。
僕の3時間半は無駄になってしまった。またしても万博という巨大な魔物の敗走するしかなかった。
万博初心者はチリ館へ走れ!ムール貝で癒やされた話
14時までは少し時間があったので、中央付近に集まっていた小規模パビリオンを見て回ろうと思った。
イタリア館の地獄のあとで列に並ぶのは少々怖かったが、チリは何となくすぐに入れそう。チリの列に並んだらあっという間に入れた。
中ではきれいな織物が飾ってあり、ムール貝をごちそうしてくれた。めっちゃ旨い。

テレビやSNSでは、イタリア館、アメリカ館、フランス館の話題で持ちきりだが、この辺りは初心者向けではない。あれはガチ勢向けのパビリオンでそれなりの覚悟が必要なんだと知った。
あとは、小さい国が集まっているパビリオンも見て回った。一つ一つは小さいが、マイナーな国のことを知ることができるのはそれなりに楽しい。
そして、時間になったのでとんかつ乃ぐちで食事の時間。
最高過ぎる体験だったので5000文字の記事を書いてしまった。
興味があればぜひ読んでみてほしい。

日本館で火星の石と日本の技術を体感。藻女となったキティが見どころ
乃ぐちのあとは少し時間ができたので万博のエリア内をぶらぶらする。
アメリカ館やフランス館などの人気どころは、どれも長蛇の列。隣のカナダ館も2時間待ち。行きたいところはたくさんあったけどすごい行列で16時までには入れなさそう。
比較的早く入れそうな、トルクメニスタンとコロンビアに入る。待ち時間は30分ほど。各国の文化に触れるのは楽しい。トルクメニスタンの織物はとてもきれいだった。


そろそろ時間になったので日本館へ
日本館は循環や再生の技術について3つのテーマで展開され、毎日入場の順番が変わるらしい

予約は必須だけれど、ドラえもんやキティちゃんなど日本人になじみのあるテーマで話が進んでいくので気軽に楽しめる内容だと思う。
そしてこれが藻女となったキティちゃん。

シュールすぎる画で笑ってしまった。
みんなはどの藻女キティが推しかな?
夜は大屋根リングで散歩
日が落ちてくると大屋根リングでの景色がきれいだと聞いたので大屋根リングを妻と歩く。大屋根リングはかなり大きいので1周歩こうと思うと1時間ぐらいはかかるんじゃないだろうか?
最近虫が大量発生しているが、大屋根リングの上はすごかった。ずっと虫がついて回ってきていた。夜になってライトアップしてると、面白い建造物も相まって、夜景がぐっときれいに映える。

タイが空いてそうだったので入ってみたところ、30分も待たずに入れた。
展示品を見ながらとても美味しそうな匂いがしてきたので、出た後に食べようとしたら、売り場には「SOLD OUT」の札。無念。

南側は池があるのでそこに大屋根リングが反射して幻想的な景色が見られる。
夜はパビリオンも混雑がましになるので夜にパビリオンを回るのもありだと思う。
まとめ:万博は予約必須だが、大屋根リングを見るだけでも価値あり

これから大阪万博へ行く人に向けて、ちょっとしたアドバイス
- 予約がないと人気パビリオンには入れない。
- 万博へ行く前に小規模パビリオンの候補を見つけておく。
- パビリオンにこだわらない。大屋根リングや建造物も一見の価値あり。
予約ではかなり苦戦したけれど、行ってみれば「来てよかった」と思える一日だった。
イタリア館やアメリカ館、フランス館を見られなかったので消化不良ではあるが、6000円の価値はあったと思う。
何よりも、行くなら、まずはカツサンドを食べてみてほしい。それだけでも満足できるはず。
帰り際に妻と話して「万博もう一回来たいね」となった。
絶対、もう一度行きます。
次はしっかりと予約を取って楽しみたいと思うし、人気のパビリオンも狙っていきたいと思う。次こそはイタリア館にリベンジしたい。
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