はじめに|難しい自己分析はAIにお願いしてみよう
AIで自己分析できるって本当?ChatGPTなどのAIツールを活用すれば、自己分析が苦手な人でも簡単に“向いている仕事”や“強み”が見えてきます。」
そんな悩みを持つ人にとって、自己分析は重要なステップです。けれど、「どう進めたらいいのか分からない」「自信がない」という人も多いのではないでしょうか?
自分で考えてもよくわからない。誰に相談してもいいのかよくわからない。そんな悩みを持っている人もいるでしょう。
そこで注目したいのが、ChatGPTなどのAIツールを活用した自己分析です。
この記事では、AIを使って効率よく自己分析を進める方法やおすすめの診断サイト、実際の使い方例、注意点まで詳しく紹介します。
ChatGPTを使った自己分析のメリットとは?
1. 顔色を気にせず相談できる
今の仕事がイヤで転職しようと考えていても、今の職場では相談できないですよね。「今は我慢の時だよ」「ほかの職場も似たようなもんだよ」と引き留めようとされることは多いですね。
それは相手との関係で利害関係が発生している以上当然の流れだと思います。
このような、知ってる人に相談するのは気が引ける…という内容でも、AIなら気にせず話せます。たとえば「転職したいけど不安」「今の仕事がつらい」といったネガティブな悩みも、AIは客観的に受け止め、前向きなアドバイスをしてくれます。
2. あなたのことを客観的に判断してくれる
AIは、あなたの性格や職歴を“データ”として捉え、感情に流されず冷静に分析してくれます。
利害関係のない親友であったとしても、相談した相手の目線での回答になります。
僕のような介護職員が経営者に相談しても、立場が違うので現場の人間関係の複雑さや業務内容の非効率さを理解することは難しいでしょう。
AIは膨大なデータを参照しているので、それぞれの立場での視点で回答を出してくれます。
例えば「最近、仕事にやる気が出ない」と伝えれば、集中できる環境や相性の良い働き方を提案してくれるなど、主観では見えにくい部分を言語化してくれるのが強みです。
3. 多角的にテーマを広げられる
AIは一度の入力で終わらず、「じゃあこれはどう?」「他に興味は?」といった感じで、どんどん深掘りできます。
「自分に向いてる仕事は?」
「自分に向いたリラックス法は?」
「自分が夢中になることができる趣味は?」
などなど、AIに自己分析をしてもらうことでそこからさらにテーマを広げていって今まで知ることができなかった、もう一人の自分に出会えるはず。
「そんな仕事があったのか?」「休日は一人で過ごした方が向いてたんだ。」など意外な答えが返ってくるのも面白いところです。。
自己分析に使えるおすすめAI診断ツール4選
ストレングスファインダー(有料)
Gallup社が提供。34の強みから自分の資質を分類し、仕事や人間関係にどう活かすかを探れます。料金かかりますが、その分信頼性は抜群。
グッドポイント診断(無料)
リクナビNEXTで提供されている無料の自己分析ツール。5つの強みを提示してくれ、転職サイトとも連携可能。
MBTI(無料版あり)
16タイプに性格を分類する人気診断。職場での役割や対人傾向も見えてくるので、向いている働き方のヒントになります。
ビッグファイブ(無料版あり)
心理学に基づく性格診断。外向性や協調性など5つの要素から自分の傾向を数値化。
→ これらの診断結果をChatGPTに入力し、「このタイプの強みを活かせる職業は?」「休日のリラックス法は?」「どんな趣味が向いてる?」と聞いてみることで、さらに具体的なアドバイスが得られます。
ChatGPTで自己分析!活用シーンを具体例で紹介
1. 向いている職業を聞いてみる
ストレスを感じる場合には自分がやっていた仕事が向いているのか気になるところですよね。
僕は現在介護職員をしていますが、AIの診断によると事務系やメンテナンスのような裏方の仕事が出ているとの診断結果が出ました。ですが、同じ介護職であっても価値観の押し付けが強い職場や役職としてグイグイと人を引っ張っていくようなポジションは苦手だという診断が出ました。
同じ介護職であっても、職場や役割によっても向き不向きはあるようなので、自分の働きやすい環境というのを考えるのにも有効です。
2. 向いている趣味やリフレッシュ方法を探る
僕は今まで対戦ゲームが好きだったのですが、AIによると競争を好まない性格だという診断でした。ストリートファイターやスプラトゥーンのような対人ゲームはリフレッシュの方法としてはあまりよくないという診断結果になりました。
実際に負けが続くとムキになって、朝までプレイしてしまうこともありました。
ゲームをプレイすることで疲労感が溜まってしまうので、リフレッシュどころかむしろストレスになっていました。
そんな僕にはパズルやサンドボックス系、瞑想など一人で落ち着いた時間を使うような趣味の方がリラックスに向いています。
最近はお香を焚いてPlacid Plastic Duck Simulatorを起動してプールに浮かぶアヒルを眺めながら、ぼーっとする時間が増えました。あまり頭がすっきりしないときには15分ほどで癒されるので、また次の作業に入りやすくなった気がします。
3. 自己PR文や志望動機の下書き
診断結果や過去の経験をあらかじめ入力しておけば、AIがこれらの情報を元に自己PRや志望動機を文章化してくれます。もちろん、そのまま書くことはオススメしませんが、文章が苦手な人でもきれいな文章にしてくれます。
自分では思いつかない言い回しや構成にもなりますので、文章を作る参考にすることができます。
AI自己分析の注意点|鵜呑みにしないための3つの心得
1. AIは“聞かれたことに最適化”される
ChatGPTは基本的にポジティブな回答を返すように設計されています。例えば僕の場合はバリバリの営業職は向いていないそうですが、質問の仕方によっては「こういった部分は営業職に向いてる」と質問者が求めている答えを出そうとしてくれます。
ChatGPTが出した回答が自分が誘導尋問して導いた回答にならないように、質問の仕方には気を付けましょう。
2. 自分の言葉を忘れないこと
今後はAIが社会を動かしていく時代が来ると思います。AIタクシー、AI音声、AI動画。すでに実用的になっている部分も多いですね。
社会のほとんどがAIで動き始めた場合に、人間の存在価値とは何なのでしょうか?
AIにすべてを任せると、「ありきたり」「他人と似たような表現」になりがちです。特に自己PR文や志望動機は、AIの提案をもとに“あなた自身の言葉”で書き直すのがポイントです。
3. 不安が強いと依存しすぎることも
便利だからといってすべてAI任せにすると、「自分で考える力」が鈍ってしまう可能性も。あくまで“壁打ち”や“思考の補助”として活用しましょう。
AI自己分析の実例|診断結果から自分をどう活かす?
自己分析のデータ
実際にこんな感じで自己分析をしてもらったらよいというサンプルを作ってみました。
まず僕のデータとして
【ストレングスファインダー】「慎重さ」「包含」「回復志向」「原点志向」「分析志向」
【グッドポイント診断】「悠然」「現実思考」「親密性」「受容力」「冷静沈着」
【mbti】論理学者
【ビッグファイブ】外向性 3% 協調性 10% 勤勉性 15% 情動性 32% 創造性 6%
これをChatGPTに読み込んでもらえました



これが僕の自己分析結果です。
前線でバリバリと頑張るよりは裏方でチームを支えるタイプの仕事が向いているようですね。現在は介護の現場で働いていますが、事務員や相談員のように事務所で働く仕事の方が向いてますね。実際に何度か誘われたことがあるのですが、給料面で断っています。
人間関係的にもグイグイ引っ張っていくリーダータイプではなく、補佐的な役割が強みです。自己分析ができれば向いていない仕事にはあまり力を入れずに自分が強みを出すことができる仕事に集中できますね。
自分の強みを生かすことができれば仕事も楽しくなり、収入も増えていくので自分の適性を知っておくことはとてもじゅうようです。
おわりに|AIと一緒に「自分を知る旅」へ
AIによる自己分析は、転職活動に限らず、日常の選択や働き方を見直すきっかけにもなります。
今まで見落としていた自分の価値観や強みに気づけることもあり、ChatGPTはまさに“デジタルな壁打ち相手”。使い方さえ間違えなければ、非常に有効なツールです。
「AI=冷たい」ではなく、「AI=新しい視点をくれる存在」として、ぜひ試してみてください。自分らしいキャリアのヒントは、意外とその中にあるかもしれません。

※この記事内の画像は いらすとや より取得しています。
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出典:いらすとや
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