ジェミニ杯が発表されてからみなさん、次のチャンピオンズミーティングに向けての育成を始めているようですね。
今回のチャンピオンズミーティングは長距離ということもあって、スタミナの重要性が取り上げられています。
そこで、情報収集をしていると気になる情報がチラチラと入ってくるようになりました。
ゲームデータの解析によりスタミナ計算機なるものが開発されたようです。
ネットやTwitterで情報を収集しているとどうしてもこういった知るつもりがなかった情報が入ってきます。
僕はエンジョイ勢なので、解析にはあまり興味はないのですが、データの解析をどうやっているのか?
どこまでわかっているのか?
ということが気になって調べてしまいました。
最終的にはあんまり当てにできない情報だなと感じたので、その件について書きたいと思います。
ゲーム解析に関しての僕の立ち位置
僕も過去に色々なゲームをしてきました。
その中で、現在のゲームというのは攻略サイトでの検証や解析を前提に動いていると思っています。
ポケモンやモンハンなんかもやっていたことがありますが、それらのゲームは攻略サイトを見ないとスタート地点に立つことすらできません。
そういう現状を踏まえるとゲームにおいて解析データを知りたいと言うのはゲーマーとして合理的な行動であり、避難されることではないと思います。
不正行為を助長するのはよくない

ただ、リークや不正に抜いたデータを拡散するような行動は慎むべきだとは思います。
ポケモンにおいては過去に「てんかいのふえ」と呼ばれるイベント用のアイテムと思われるデータが存在することが、不正なデータ抽出により発覚しました。
しかし、この「てんかいのふえ」を利用したイベントは行われず、幻のアイテムと呼ばれるようになりました。
情報のリークに怒った運営がイベントを行わなかったいう説が有力です。
ゲーマーとして強さを追い求めることは非難しませんが、運営に不利益を与えるような情報に関して悪世することは、ゲームの寿命を縮めてしまうことになります。
ゲームのファンとして楽しみたいのであれば、不正な情報というのは運営とユーザー双方に不利益しかありません。
ですので、純粋にファンとして楽しみたいのであれば、こういった不正な情報をありがたがるのはやめましょう。
出どころ不明な情報も多い
また、解析情報の殆どは中国語で解析されているものが多いです。
もし、このゲームが海外展開されているのであれば、興味本位で外国のプレーヤーが解析するのもわかるのですが、日本でしか配信されていないウマ娘というゲームをしている外国の人が解析するというのもあまり理解できません。
もちろん、日本語でこういった情報を出してしまうと、訴訟のリスクが有るため中国経由でないと解析ができないという可能性はあるのですが、不正行為をわざわざしてまでゲームを楽しみたいという人がどれだけいるのかはわからないので、僕は出元が中国語がソースの情報はあまり信用していません。
これらの情報は仮に事実だとしても、リークが原因でお蔵入りになる場合もあるわけですし、話半分で聞いておいたほうがいいでしょう。
スタミナ計算機について

本題に入りますが最近、ウマ娘の攻略界隈ではスタミナ計算機というものが開発されたようです。
ここでは詳細な情報を出すつもりはないので 、気になる人は自分で調べてみてください。
ステータスと距離による必要スタミナがわかる
なぜこのスタミナ計算機が話題になっているのかと言うと、このスタミナ計算機を使うと距離ごとの必要スタミナがわかるらしいです。
スタミナはできれば必要最低限に抑えたいところなので、もし必要スタミナがわかればスゴイことですね。
ランカーを目指す場合にはぜひ使いたいツールだと思います。
当てにならない理由

すでに出ていた検証データと大きな差がない
まず、僕があまり情報として信用していないのが、ウマ娘がリリースされてから約3ヶ月が経って、いろいろなプレイヤーが検証をしてきました。
その中で、距離別による大体のスタミナ理想ラインがすでにわかってきたように感じます。
チーム競技場で上位ランカーのステータスを見れば、距離別のスタミナラインはわかっていたので、検証ツールを使ったからといって以前と大きく変わってないんですよね。
ウマ娘は育成のランダム性が強いためステータスの調整を完全にはできないので、目的のステータスから50ぐらいの誤差が出ることはよくあることだと思います。
また、燃費理論と呼ばれる、ステータスが上昇があると必要スタミナが増えるという仕様も解析には組み込まれているようですが、ステータスによって必要スタミナが変わるのであれば、完全な調整はほぼ不可能に近いため、検証ツールを使ったところであまり意味は無い気がします。
道中のスタミナ消費がわからない
また、この計算機を使ったところでレース中でのスタミナの消費がどの程度なのかが判明していません。
レース中のスタミナ消費がどのようになっているのかわからない以上はこの計算機で計算したところでスタミナが足りなくなるという現象が発生します。
道中の競り合いでスタミナ消費があるのではないかという説
最近の考察ではこのゲームではレース中の競り合いでスタミナの奪い合いが発生しているのではないかという説があります。
ぼくもこの意見には賛成で、競り合いによるスタミナの奪いあいが発生していると思っています。
その根拠となるのがトウカイテイオーが持つ「軽やかステップ」というスキルです。
このスキルのテキストには「左右に動いてもわずかに疲れにくくなる<中距離>」と書かれています。
このテキストからこのゲームではレース中に左右に動くことでスタミナを消費する仕様であるということがわかります。
左右に動くことで、スタミナを消費するのであれば当然前後に動くときにもスタミナを消費するはずです。
レース中に競り合いで前後左右に動くことは一体何回あるでしょうか?
その回数を完全に計算に入れることができない以上はスタミナ計算ツールは目安でしかなく、あまり当てにならない指標となります。
賢さでポジション取りが行われている?
現在では賢さによるスキルの発動率がだいたいわかっているため、賢さは400位を目安に調整するのが、定説のようです。
しかし、賢さはレースの運びをうまくするという効果もあるため、賢さによりポジション取りを優位に運ぶことができるのであれば、400以上盛ることも大切になってきます。
賢さの高いウマ娘は、スピード、パワーに特化したウマ娘と比較して強さを感じることは少ないのですが、レース運びに安定感がある印象です。
このポジション取りに関しての仕様が判明しない間は、同じ条件でもレースごとに必要なスタミナが変動することになるため、スタミナの理想値は机上の空論となります。
理不尽に負けるのがウマ娘

最後に言いたいことはウマ娘というゲームって理不尽なゲームなんですよね。
検証を見たり、解析を見たりして育てたウマ娘を「ウチのウマ娘しか勝たん」と思ってレースを走らせてみても、よくわからんステータスの格下にあっさり負けるのがウマ娘というゲームです。
実際に前回のタウラス杯ではランカーを名乗る多くの動画配信者が決勝で敗北するという醜態を晒し、悲鳴を上げていました。
このゲームを熟知しているはずのランカーですら、安定して勝つことできないという仕様がウマ娘というゲームの人気になっていると思います。
もし、ウマ娘というゲームに理想的な理論値があり、その数値にすれば、負けないという仕様だったらこのゲームは既に飽きられているでしょう。
実際の競馬のように、自分が応援しているウマ娘がうまく走ってくれないことが、このゲームの奥深さであり、人気につながっていると思います。
このゲームに関しては解析で細かな数値を追うよりは、理不尽さを楽しむ方がゲームとして楽しめるのではでしょうか。
これらの点からスタミナの解析は使うことは無いと思います。