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【介護レク】高齢者用のすごろくを作るときのポイント

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目次

レクリエーションとしてすごろくがオススメな理由

毎日、レクリエーションをするのは大変ですよね。

レクリエーションには日常の活動を通じて心身の機能を維持するという側面もありますので、つまらないレクリエーションは利用者のモチベーションも上がらないですし、楽しいけれどリハビリ効果のないレクリエーションも適切ではありません。

 

今回ご紹介するすごろくは皆さんにもおなじみのゲームではないでしょうか?

みなさんも一度は何かしらのすごろくゲームをやったことがあると思います。

運要素の大きく絡むゲームなのでだれでも参加できますし、 リハビリ要素も取り入れることができます。

楽しくて盛り上がる上にリハビリ的な運動や計算も組み込めるということでとてもオススメなレクリエーションになっていますので、是非参考にしてみてください。

すごろくの作り方

まずはすごろくを用意する方法ですが、手作りで作りましょう。

インターネットで「すごろくテンプレート」と検索すると参考になるものが出てきますが、印刷となるとサイズが小さいので介護のレクとしては物足りないですね。

実際にすごろくを作成して紹介している動画を集めてみましたので作成の参考にしてみてください。

 

サイズはテーブルいっぱいにする

今回、動画で紹介したすごろくは小さめのサイズに収まっていますが、介護施設でレクリエーションをする場合にはテーブルいっぱいの大きいサイズにしましょう。

やはり、手の届くところにますがあったほうが利用者さんとしても楽しいですし、マスも多く作ることができてゲームとして楽しくなります。

大人数で遊ぶこともできるので、大きくて長時間遊べるほうが、みんなでワイワイできるので楽しいでしょう。

レクリエーション用のすごろくを作る時の注意点

誰でも気軽にできるすごろくですが、高齢者用のすごろくを作る場合にはいくつ注意点があります。

ただの運でゲームが決まるだけのゲームではレクリエーションとして不適切です。

うまくリハビリ要素を取り入れることで、質の高いレクリエーションにすることができます。

利用者にマスの文章を読んでもらう

すごろくのマスには文章が書いていますが、利用者が読める場合には利用者に読んでもらうようにしましょう。

文字を読むことで、口腔機能や認知機能低下の予防になります。

ある程度大きくなってくると読めない場所にある場合もありますが、できる限り近くにいる利用者に読んでもらうようにしましょう。

運動をするコマを複数配置しておく

高齢者用のすごろくを作る時の一番のポイントは運動マスを多めに配置しておくことです。

「足踏みを30回する」

「手を上げてバンザーイと10回叫ぶ」

「隣の人とじゃんけんをする」

といったように意図的に体を動かすマスを配置しておくことでリハビリ効果が見込めます。

マスに「隣の人と〇〇する」のように複数人でやる文章にしておくことで、より多くの人にリハビリ効果を提供することができるでしょう。

銀行は参加者にしてもらう

皆さんも一度は人生ゲームをやったことがあると思いますが、人生ゲームには銀行役というものがあります。

ゲームで管理するお金を管理する役割ですね。

この役割に関しても利用者に行なってもらうことで、計算などをする機会増やして、認知機能の低下に効果が見込めます。

参加者に「お花屋」などの役割を振ることで脳トレにもなる。

そしてここからは僕の提案なのですが、銀行役以外にも「お花屋」「お肉屋」「大家」などの職業を参加者に振っておきます。

また、「赤い花」「松阪牛」「マンション」などの小物を予め作って用意しておきます。

「プレゼント用の赤い花を買う、お花屋に800円支払う」

と言ったマスを作ることで、

「花屋はだれだったか?」

「渡す赤い花はどれか?」

「1000円に対するお釣りはいくらか?」

などの行動を仕組むことで、参加者に計算や判断をしてもらう機会を作ります。

そうすることで遊びながら、認知症の対策として脳トレをすることができるようになりますね。

 

一人だとできない人もいると思うので、ペアを組んでもらって、お花屋役をしてもらうといいでしょう。

理不尽なマスは作らない

最後に、すごろくを作る場合に気をつけたいのは「理不尽なマスを作らない」ということです。

理不尽なマスというのはゴール前の「全財産を失う」や「スタートに戻る」というようなマスのことです。

ゲームとはいえ、勝ち負けのあるゲームなので、負けた人はやっぱり悔しい思いをすることになります。

自分が一位だったのに、運が悪くて再開になったらやっぱり腹が立ちますよね。

そういう、大きく勝敗を左右するようなマスはできるだけ作らないほうが、レクリエーションとしては適切だと思います。

すごろくマスの一例

すごろくのマスに入れておきたい文章を考えてみたので自作する時の参考にしてみてください。

あくまでも一例なので、アイデア次第ではもっといいすごろくが作れると思います。

ぜひとも良いすごろくを自作してみてください。

マスの種類 マスの文章
運動 お隣さんと散歩に行く。両隣の人と一緒に足踏み30回する
  いいことがあった。「バンザーイ」と声を出し、10回手を挙げる
  右隣の人とじゃんけんする。終わったら手をあげ「勝ったー(負けたー)」と声を出す。(隣の人とおチャラカホイを5回やる)
  パタカラ体操を行う。
脳トレ しりとりを全員で一周行う。
  野菜の種類を10個答える
  本日の日付を答える。
その他 立って自己紹介をする。好きなものを一つ答える。自己紹介が終わったらみんなで拍手する
  旅行に行ったので土産話をする。旅行の思い出についてみんなに話す。
  写真を頼まれた、前の人に向かってカメラを「ハイチーズ」という。みんなで笑顔になる。
買い物 プレゼントに「赤い花」を買う。花屋さんに○円支払い「赤い花」をもらう
  「松阪牛」を買うお肉屋さんに○円支払う。「松阪牛をもらう」

まとめ

すごろくレクは一度作ってしまえば、ずっと使えるようになりますし、運動や脳トレなどリハビリ的な要素も取り込むことができるのでオススメのレクリエーションになります。

 

アレンジもできるようになりますので、地元に関連するネタや施設の雰囲気に合わせたマスを作ることで、より盛り上がるレクリエーションになるでしょう。

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