新イベントで異世界転生という斜め上を行くイベントが開催されましたが、史実の馬とは違うifの世界の性能を実装できるという点では面白いと思います。
そのうち、強いハルウララなんかも実装されそうですよね。
今回のガチャで注目されているのはなんと言っても「新エルコンドルパサー」ではないでしょうか?
固有スキルが加速持ちであり、金スキルも「豪脚(マイル)」「昇り龍」と差し向けのスキルを持っています。
次回のキャンサー杯がマイル予想をされている(僕は中距離だと思っていますが)ことから次回のチャンミーの人権キャラと騒いでいる人も多いですね。
本当に人権なのかということについて記事にしてみたいと思います。

人権ほど強くはない
まず、結論から述べると人権と呼ばれるほど強くはないと思っています。
持っているスキルが強そうに見えるので騒がれていますが、そのスキルをうまく行かせるかが重要なポイントになってきますね。
スキルのかみ合わせがよくない
まず、新エルの欠点はスキルのかみ合わせが良くないことですね。
持っているスキル自体は強いのですが、そのスキルがバラバラに発動するのが問題です。
そのことに関してはオタクちゃんねるさんが距離別にエルのスキルを解説しているのでわかりやすいと思います。
- 【マイル】 スパート位置は最終直線。
スパート前に固有と昇り龍が発動し順位を上げるため豪脚(マイル)が発動しづらい - 【中距離】スパート位置は最終コーナー
固有はスパート位置で発動するが、昇り龍の速度上昇が活きない - 【長距離】スパート位置は第3コーナー以降
固有の発動がスパートしてから少しあとなので、加速スキルの効果が薄い
昇り龍の恩恵は得ることができる。
まとめるとこんな感じですね。
固有が最終直線発動だとめちゃくちゃ強かった気がしますが、固有とスキルの発動がちぐはぐでうまく噛み合ってないと言えます。
この点から騒がれているほど強くないと思われます。
追記:コースが短ければ噛み合う
次に紹介するグラスワンダーの豪脚動画ですが、あらためて確認すると豪脚の発動タイミングが最終コーナー前になっていますね。
これはレース場が函館レース場であり、1周が約1600mとなっていることが理由みたいです。
コースによれば発動タイミングは噛み合います。
東京レース場は噛み合わない
ただ、マイルのG1が多い東京レース場は1周2000mと長めになっているので、発動タイミングが噛み合わないみたいです。
次回のチャンミーも安田記念(マイル)ではないかと言われているので、こちらも東京レース場です。
直線が500m以上あるため、最終直線の手前からスパートが始まります。
最終コーナーで発動するエルの固有スキルとは相性が悪いことがわかりますね。
安田記念になった場合はスキルが噛み合わないと思われます。

旧グラスワンダーには勝てない
また、新エルの評価が個人的に高くないのは、マイル差しにはグラスワンダーがいます。
現在ガチャに来ている新グラスではなく旧グラスのことですね。
旧グラスはマイル差しの代名詞であり、新エルの評価は旧グラスより強いかどうかで決まります。
豪脚グラスの強さ
新エルが持っている「豪脚(マイル)」自体はかなり強いスキルです。
これは現在マイルでグラスワンダーが強いと言われている理由の一つでして、豪脚と言うスキルがどれだけ強いのかは次の動画を見てもらえればわかると思います(1:43ぐらいから)。
最終コーナー手前で発動してます。つまりは、最終コーナーだと下位にいることがわかります。
しかし、豪脚が発動して、最終直線に入る頃には先頭に立っていますね。
コーナーでの驚異的な加速力がわかります。
発動条件に順位が下位50%の後方であることが含まれているので、発動率が悪いということで評判は悪いですが、それはチーム競技場の話です。
チーム競技場はモブが多いのでどうしても順位が上に上がりやすいんですよね。
チャンピオンズミーティングがマイルだった場合にはセイウンスカイなどの逃げ馬の採用率が高そうなので、グラスの豪脚の発動率は高いと思われます。
乗り換え上手も取得できる
また、グラスワンダーは乗り換え上手という差し用の加速スキルを取得することができます。
乗り換え上手の発動条件は豪脚と同じなので、同時に2個の加速スキルを発動できることになります。
これがグラスワンダーがマイルの差しで活躍できる理由ですね。
あとは終盤発動できる速度スキルを付けることで、最速でトップスピードに達することができます。
ステータス補正が最強なグラスワンダー
また旧グラスは新エルよりもステータス補正の面で優秀です。
ステータス補正の面で新エルと旧グラスを比較してみましょう。
スピード・根性が伸びやすい新エルコンドルパサー
まずは新エルのステータス補正ですが、スピード(15%)、根性(15%)になっています。
スピード(15%)は嬉しいですが、根性(15%)はマイルでは活かすことができませんね。
マイル育成ではスタミナ練習をほとんどすることはないと思うので、根性を伸ばすことは殆どないでしょう。そのため、ステータスの伸びはいまいちだと考えられます。
スピード・パワーに補正を持つ旧グラスワンダー
続いてグラスワンダーですが、なんとスピード(20%)パワー(10%)のステータス補正を持っています。
スタミナをほとんど上げないマイル運用では理想的な補正だと思います。
弱いと言われる差しでグラスワンダーが活躍できるのも納得でマイル運用で理想的な構成をしているウマ娘と言えます。
欠点としてはチーム競技場ではモブが垂れてくるため,豪脚・乗り換え上手、固有スキルの発動率が良くないことです。
それにより、ポイントが稼ぎづらいというゲーム性も差しとの相性が良くないですね。
しかし、モブのいないチャンピオンズミーティングでは順位が上がりすぎることもないので活躍がしやすいと思われます。


ダートでは人権かもしれない
まとめに入りますが、新エルコンドルパサーが一番活躍できるのはダートではないかと思われます。
ダートは芝の内側を走ることになるので、コース全体が短くなります。
つまり、最終直線短いため、スパート位置も第3コーナー〜第4コーナーの間ぐらいになります。
豪脚(スパート位置発動)→固有(最終コーナー)→昇り龍(最終コーナー)という理想的なスキルコンボが期待できます。
今の所、ダートは強いウマ娘もいないので、ダートではかなり活躍できるのではないでしょうか?
また、固有スキルの恩恵が得やすい中距離以上も活躍できそうです。
昇り龍の恩恵は薄いものの、スパート位置で加速系の固有スキルが発動するのは強いこうどうですので、中距離以上では活躍の場はあると思います。
この枠で同じ加速スキルを持つウマ娘にはマルゼンスキーがいますが、イマイチぱっとしない中距離差し枠では貴重な加速系のウマ娘になります。
固有の継承としても使えるので、親としても優秀ですね。
新エルコンドルパサーは適性の幅が魅力
また、新エルコンドルパサーの魅力は適性の幅が広いことでしょう。
「芝・ダート」「マイル〜長距離」まで活躍することができます。
仮に芝のスタメンからは外れたとしても、ダートで採用することができるので、取得しても腐りにくいウマ娘だと言えます。
性能的にも十分強いので、長く使えるウマ娘だと思います。