エンディングノートとは
エンディングノートとは、人生の終わりが近づいている人がメモをしておくためのノートです。
近年は終活という言葉が話題になっています。
老後になりお金や遺品整理、介護の悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
高齢になると認知症や病気などで自分の意志が伝えられなくなることも少なくありません。
「自分の気持ちが伝えられる間に、自分の気持ちを整理しておきたい」
エンディングノートには自分の思いや切な個人情報を記しておくことができます。
エンディングノートを作成しておけば、家族の不安も少なくなります。
自分自身もエンディングノートを書いたことにより安心して老後の生活を送ることができます。
エンディングノートの項目

エンディングノートは弁護士が監修しているものがほとんどです。
エンディングノート自体には法的効力はありません。
しかし、相続や整理しておきたい個人情報について書き込むことができます。
相続やお墓や葬儀のことにも書いてあるので、老後の知識を知ることもができます。
財産(預金口座・不動産・借金・遺言状・証券・クレジットカード)
対人関係(家族・親戚・交友関係・ペット)
老後(延命治療・介護・葬儀・お墓)
個人情報(携帯電話・PC・趣味・好きなもの)
思い出(写真・過去の出来事・自分の経歴・宝物)
ノートの種類によって内容は変わりますが、財産のことや延命治療のことに関する項目など、他人に伝えておきたい情報はどのノートにもありましした。
エンディングノートは何歳ぐらいか書くといい?
70歳ぐらいがちょうどいいタイミング
退職したばかりで、老後という実感がありません。
認知症や病気で自分の気持ちを伝えられない可能性が高くなります。
認知症になる確率は75歳になると7%、85歳だと30%になるそうです。
認知症のリスクを考えても、70歳ぐらいがちょうど良い時期ではないかと考えています。
自分でエンディングノートを書きたいという人は何歳でも構わないと思います。
早い人だと50歳ぐらいから終活を始める人もいるようですね。
自分の人生を一度整理して見るためにもエンディングノートを書いて見るというのは良いかもしれません。
【KOKUYO】LIVING & ENDING NOTEBOOK
【出版社】KOKUYO
【サイズ】B5
【ページ数】64P
【定価】1,760円
メリット
- シンプルな構成
- 無駄がなく見やすい
- イラストが多く見やすい
- CDデータを保管できるケースがついている
デメリット
- 事務的な内容が多い
- 思い出や経歴を書く所がない
- コラムは相続に関することだけ
文房具で有名なコクヨのエンディングノートです。
Amazonと楽天で1番の人気商品です。
手帳なども販売しているので、それらのノウハウが生かされているのかなぁと感じました。
ジャンル的にも文房具として販売されています。
全体としてはシンプルな構成になっています。
図解付きで見やすいのも特徴の一つです。
特に相続や遺言状に関することは最後に図解で細かく解説されているので理解しやすいと思います。
気になった点は、全体的に業務的な内容が多い印象です。
コラムも少なめなので、相続以外の情報はほとんど書いていません。
必要最低限なことは記入できるので、エンディングノートとしては十分利用できます。
しかし、自分の思い出や経歴を記入するスペースがありません。
事務的に老後の必要な情報をまとめておきたいという人向けのエンディングノートです。
【二見書房】もしものときのエンディングノート
【出版社】二見書房
【サイズ】B5
【ページ数】64P
【定価】1,028円
メリット
- シンプルな構成
- 介護や葬儀のことなど、老後に気になるコラムがある
- 自分の経歴や家族へのメッセージが記入できる
- 値段が安い
デメリット
- 文字が多く図解は少ない
- コラムも文字がほとんどで内容がわかりづらい
こちらも人気のエンディングノートになっています。
KOKUYOは文房具ジャンルに入っていますので、書籍としてはこちらがエンディングノートとしての売上1位ですね
記入用のページとコラムのページが分けられています。
記入しやすくて見やすい構成になっています。
図解はありませんが、介護やお墓に関するコラムも書かれています。
コラムは補足的な説明になっていますが、老後に知っておきたい知識なので解説があるのは嬉しいです。
全体的には扱いやすい構成になっています。
後半に思い出や知人へのメッセージを記入することができますので、自分のことを振り返ることもできます。
50代〜60代ぐらいで相続のことはまだ早いけど、老後のことや自分の人生を振り返りたいという人にはオススメのノートです。
【主婦と生活社】私のエンディングノート
【出版社】主婦と生活社
【サイズ】B5
【ページ数】93P
【定価】1,728円
メリット
- ハードカバーで高級感がある
- ケースもついており、保存しやすい
- 文字が大きく見やすい
- 介護や葬儀に関するコラムが多い
- 最初に思い出やメッセージを記入するので事務的な感じがない
デメリット
- ページ数が多いの
- 所々にコラムが入っているため構成としては見づらい
- 少し高い
こちらも人気のエンディングノートです。
値段を比べると他の2冊よりも高い値段設定になっています。
しかし、ケースがあり、ハードカバーになっているので高級感があります。
プレゼント向きの商品だなと感じました。
全体的な構成を見ると、前半に思い出や家族へのメッセージを書くページがあります。
業務的なことよりも、気持ちにスポットを当てたノートだと感じました。
文字も大きいのでとても見やすいです。
いきなり、お金の話をするのは嫌だと思うので、書く人の気持ちに寄り添った構成になっていると感じました。
しかし、ページ数が多くなっていることや、所々にコラムが挟まっているため、少し複雑な構成になっています。
全体的な印象は他の2冊と比べると、見にくいな感じました。
内容的には認知症や、入院のこと、葬儀のことなどコラムが充実しています。
こんな人にオススメのエンディングノートはこれだ!!
- 事務的に情報を残しておきたい
- 家族に見やすいノートがいい
- 自分用のエンディングノートが欲しい
- 時々、自分の整理したことを読み返したい
- プレゼント用として誰かに渡したい
- 終活にはどんなことが必要なのかを知りたい
3冊とも特徴があって、どれもオススメなので気に入ったものを買うのがよいと思います。