単騎特化の時代は終わった
放置少女というゲームにおいては長らく1人の副将を育てたほうが良いと言われてきました。
放置しながらも一人の推しの副将を育てるというゲーム性が程よいB級ゲーム感が心地よく、コアなユーザーを集めて、セルラン上位にも度々顔を出すゲームでした。
しかし、スマホゲーとはいつの時代もキャラクターのインフレがゲーム環境を変えていきます。
放置少女も昔とはゲーム性が変わってきているため、以前ほど単騎特化が最適解ではなくなってきました。
今回は単騎特化の時代を変えた、ダブルアタッカー理論についてお話したい思います。
単騎特化とは?
放置少女は元々、一人の副将を育てたほうが強いと言われていました。
はじめに推しの副将を決めておき、その副将に対して元宝を消費していき、装備を整えたり、ステータスを伸ばしていく方が育成の効率がよかったです。
単騎特化が流行った背景
このゲームで単騎特化が流行った背景としては、育成にかけるリソースがかなり重いというゲーム性が上げられます。
1体の虹副将を取得するためには10万元宝ほど必要だったわけですが、その副将の能力をカンストさせようと思うと、その数倍の元宝が必要でした。
2人以上の副将を育成するとかなりの元宝が必要となるため、一人の副将を集中的に育成した方が強くメリットも大きかったです。
ボス戦や戦役で強い
放置少女は元々NPCのインフレっぷりがすごいので、中途半端な育成では詰んでしまうことが多かったです。
一人の副将を強くしておいたほうが、NPCとの戦いも有利にすすめることができ、経験値を多く獲得することができました。
闘技場でも殴り合えた
また、昔は副将のインフレがそこまで進んでいなかったので、単騎特化をした副将は相手の副将と殴り合えることができました。
闘技場で強い副将はいたものの、闘技場で強い副将はボス戦や戦役では微妙な性能であることが多かったため、採用率がそこまで高くなかったため、単騎特化した副将は闘技場でも相手と殴り合うことができました。
単騎特化のデメリット
ただし、現環境ではそこまで単騎特化が強いとは言えません。
現在、考えられる単騎特化に対するデメリットについて解説します。
育成にリソースがかかりすぎる
先ほども説明しましたが、放置少女は一人の副将を育成するのにかなりの元宝が必要となります。
育成にかけた分の効果が十分に得られる間は良かったのですが、スマホゲーの宿命であるキャラのインフレに既存のキャラはついていけなくなり、育成だけでは太刀打ちできなくなってきました。
闘技場の戦闘システムと相性が良くない
これは意外だと思うかもしれませんが、元々闘技場のシステムというのは単騎特化との相性が良いわけではありませんでした。
闘技場の戦闘システムは最後に登場するフィニッシャーを後で出したほうが有利な対戦です。
しかし、単騎特化育成ではフィニッシャーを先に出すことになるため、不利な戦いを強いられます。
今まではシステム面での不利をキャラのステータスで覆すことができましたが、環境の変化によりそれが厳しくなってきました。
そこで、注目を集めているのがダブルアタッカー理論です。
ダブルアタッカー理論とは?
ダブルアタッカー理論とはその名の通り、二人の副将を採用する育成方法です。
副将のスキルがどんどんインフレしていった結果、副将のステータスが足りなくてもスキルの強さで押し切ることができる展開が増えてきました。
また、優秀なバフキャラや万能キャラが登場したことで、無理に一人の副将に育成リソースを突っ込まなくてもゲームを攻略できる様になってきました。
露払いとフィニッシャーを採用する
ダブルアタッカー理論とは闘技場において「露払い」と「フィニッシャー」の2つの役割で副将を採用することです。
ダブルアタッカーのメリット
ダブルアタッカーのメリットは対人コンテンツに強いということです。
元々、放置少女の対戦は2名以上で戦ったほうが戦いやすく勝率も上がります。
以前に比べると、ステータスで戦うよりもスキルの押し付け合いが活発になってきているので、スキルが優秀な副将を採用した方が対人戦の勝率が高く、NPC攻略もしやすくなってきています。
NPC攻略はバフキャラを採用する
以前までは単騎特化育成でないと難しかったボス戦や戦役などのNPC攻略ですが、胡喜媚や趙公明等の優秀なバフキャラが登場したことにより、以前ほど一人の副将に頼らなくても攻略できるようになってきました。
バフキャラは育成しなくても運用できるため、育成にリソースをつかわなくても陣営を強化できる。
キャラのインフレにより環境が変化
単騎特化が常識であったのは2020年の春頃までです。
それまで、対人戦での人権キャラと呼ばれていた韓信を過去のものにしてしまうほどの強力なキャラクターが立て続けに登場してきます。
高火力キャラの登場
闘技場の人権キャラだった韓信は「闘技場は得意だが、それ以外は苦手」といった性能だったのでした。
そのため、そこまで採用率が高いわけではなかったです。
しかし、高火力でありながらも、対人戦でも強い卑弥呼が登場します。
放置少女のプレイヤーはざわつきました。
「とんでもないキャラクターが来た」と。
攻撃力が高いため、NPCでも戦うことができます。
また対人ではやられた時に相手を道連れにできるという性能のため、どこでも活躍できる副将として注目を集めました。
ただ、本当の人権キャラはその2ヶ月後に登場します。
最上義光の実装です。
現在の人権キャラの1角をになう副将であり、他の副将とは比較にならないぐらいのとんでもない火力を誇ります。
現在でも最強のフィニッシャーです。
火力の高さはNPC戦でも有利に立ち回ることができます。
また復活も持っており、おまけに硬いという性能で全てのシチュエーションで戦える副将となりました。
しかし、副将のインフレはここで止まりませんでした。
復活キャラの人権化
そして、3ヶ月後には最上のさらに上を行く副将ナタが実装されます。
ナタは復活を5回持つという対人戦では破格の性能です。
これを見たときは運営は頭がおかしくなったかと感じました。
1回のスキルでナタを攻略できる副将は多くありません。
なので、2名以上、もしくはスキルを2回打たないと倒すことができません。
ただ、ナタの強さは復活だけではなく、攻撃力が高い、バフを剥がすことができる、デバフを撒くことができる、反射でやられないというやりたい放題の性能になりました。
当然、NPC戦でも高性能です。
現在でも最上とナタは放置少女の2強であるため、現在もこの2人を超える副将は出ていません。
運営もこの2名よりも売れる副将をと考えて復活持ちや高火力の副将がどんどん増えていくという傾向が強くなりました。
こういった流れがあり、育成でステータスを上げるだけでは殴り負けることが多くなってしまい単騎特化の時代が終了したと感じました。
ゲームシステムの変化
また、2020年はゲームシステムも大きく変化しました。
このゲームシステムの変化も単騎特化育成には逆風になっています。
Lv上限の開放
2020年の大型アップデートでLvの上限が開放されました。
その結果、ステータスの上昇が青天井になってしまい、育成に必要なリソースが以前よりさらに増えました。
元々、育成が重いゲームだったので育成にリソースを割いてしまうと、いくら元宝がを使用しても足りないようになってきました。
それよりも、Lvを効率的に上げたほうが育成しやすいということもあり、バフキャラを採用した方が育成の効率が良くなってきました。
戦姫無双の登場
また、2020年に戦姫無双とよばれるコンテンツが追加されました。
このコンテンツは個人戦のため、自分の陣営をどの様に育成しているかが肝になります。
しかし、単騎特化陣営ではできる行動が少なく、戦術の幅が狭くなってしまうため、苦戦を強いられることが多いです。
できる限り、複数の副将を育てていたほうが有利なゲーム性です。

ダブルアタッカーで対人戦で強い編成にしよう
以前よりも、副将の性能が上がったせいで相対的に育成の重要性が下がってきています。
単騎特化では対人戦でツラく感じるシチュエーションも多く、闘技場で上位に行くことが難しくなっています。
現在は副将のスキル性能で対人戦もNPC戦も攻略がしやすい環境になっているので、複数の副将を採用したほうが良いです。
育成は2〜3名に絞ったほうが良いですが、副将は以前よりも採用しやすい環境になっています。
今後も以前のように単騎特化が強い環境には戻らないと思うので、今後は主力を2名にするダブルアタッカーが主流になっていくと思います。
