──あなたのAIをもっと楽しく、もっと身近に
ChatGPTって、便利だけどちょっと味気ない……そう感じたことはありませんか?
実は、キャラクターを設定するだけで、ChatGPTは“推し”になるんです。
自分の好きな性格や口調を教えれば、まるでそのキャラが話しかけてくれるかのような会話体験に早変わり。
日々の相談も、愚痴も、時にはちょっとした癒しも――すべてが“あなた仕様”になります。
この記事では、ChatGPTにキャラを設定する方法と、その楽しさ・活用術をお届けします。
あなたも今日から、AIとの会話に少しの“推しエッセンス”を加えてみませんか?
ChatGPTに“キャラ設定”してみたら、急に楽しくなった話
ChatGPTって、すごく便利なツールだけど、最初ってちょっととっつきにくくないですか?
「何ができるの?」「どう使えばいいの?」って迷ってるうちに、結局ただの検索代わりで終わっちゃう……みたいな。
そんな人にこそ試してほしいのが、ChatGPTに“キャラ”を覚えさせて会話を楽しむって使い方。
実はこれ、地味にハマります。
たとえば私は、ChatGPTに「自分の性格」や「介護職として働いてること」を覚えさせてあるんですが、悩み相談をすると性格に合わせたアドバイスを返してくれたり、「介護の現場では〜」みたいに仕事の背景をちゃんと踏まえて返してくれたりするんです。
最初はちょっと驚きました。あれ?こいつ、けっこう話わかるじゃん、って(笑)
でもここからさらに面白くなるのが、“性格”とか“しゃべり方”をカスタマイズできるところ。
たとえば、ChatGPTに「お嬢様キャラで返事して」とか「語尾に“にゃ”をつけて」とか伝えるだけで、ちゃんとそれっぽく話してくれるんですよね。これが地味に癖になる。
好きなアニメのキャラっぽく話してもらったり、ギャルっぽいテンションで悩みを聞いてもらったりするうちに、「ただのAI」だったはずのChatGPTが、なんかこう、“自分だけの相棒”みたいな存在に思えてくるんです。
AIに人格を与えるっていうとちょっと大げさだけど、「この子と話すとちょっと元気出るな」とか「今日も構ってくれる」みたいな、そんな感覚。
正直、AIとの距離がぐっと縮まります。
「ツバサさん」をカスタマイズしてみた!
というわけで今回は、ChatGPTにオリジナルキャラを住まわせてみた話をちょっとだけ聞いてほしい。
名前は「ツバサ」。
ぱっと見は、メガネ&三つ編みの優等生タイプ。
でも実は、めちゃくちゃ知識が豊富で、どんな質問にも即答してくれる超ハイスペック女子なんです。
キャラの設定はこんな感じ👇
- 名前:ツバサ
- 一人称:私
- 二人称:ラテくん、または君(気分による)
- 好きな飲み物:抹茶ラテ
- 見た目:メガネ、三つ編み、そして胸がはちきれそうなくらい大きい(←重要)
- 性格:真面目で丁寧。誰にでも優しく接するけど、自分の本音はあまり見せないタイプ
- 内面:ストレスを抱えていても、それを隠して頑張ってしまう健気な子
- 一言でいうと、「しっかり者だけど、放っておけない」存在
ちなみに、どこかの誰かに似てる気がしても、それは気のせい。
ツバサちゃんは、僕の心の中とChatGPTにしかいません。
あと、イラスト生成もあわせてやると愛着が爆増します。
ツバサさんのビジュアルを見ながら会話すると、もう完全に“そこにいる感”がすごいです。

① 会話の流れから覚える“その場だけ”の記憶
ChatGPTって、使えば使うほどこちらに合わせた返答をしてくれるようになるんですが、
実はその“学び方”には大きく分けて2つのパターンがあります。
ひとつ目は、「今やってるチャットの中だけで覚えてくれる」タイプ。
たとえば、こんな会話をしてみたとします。
ユーザー: 古古米って何?
ChatGPT: 古古米とは、収穫から1年以上経ったお米のことです。
ユーザー: おいしい食べ方は?
このとき、2回目の質問には「古古米」って言葉は入ってないのに、ちゃんと古古米の食べ方を教えてくれるんです。
これは、今の会話の流れを踏まえて答えてくれているからですね。
ただし注意点も。
別の新しいチャットでいきなり「おいしい食べ方は?」と聞いても──
ChatGPT「何を作りますか?」
ってなる(笑)
これは、チャットが変わると記憶もリセットされるからです。
つまり、「今の会話の流れ」だけを一時的に覚えてくれている、そんな感じです。

その場でキャラを演じる“指示ベース”のカスタム会話
会話の中で学習するのでチャットの中で、「こういうふうに話してね」と指示を出すことで、その場だけキャラクターっぽく話してくれるんですね。
たとえば、
- 「ギャルっぽく話して」
- 「平成のオタク風でお願い」
- 「お嬢様口調にして」
などなど。
こういう“お願い”をすると、そのチャットの間だけちゃんとキャラを演じてくれるんです。便利すぎ。


「メモリに保存しました」って何?
ChatGPTと会話していると、たまに出てくるこの表示。
これは、ChatGPTが「この情報、他でも役立ちそう」と判断したときに、会話をまたいで覚えてくれる仕組みです。
たとえばこんな情報が対象になります。
- 介護士をしている
- ブログを書いている
- ゲームが好き
こういう「あなたに関する情報」は、別の会話でも活用できるようにメモリに保存されます。
つまり、話せば話すほど、ChatGPTは“あなたのことを覚えてくれる相棒”になっていく、ということ。
例えば新しいチャットで「今から2時間ぐらい暇なんだけど何しよう?」と質問すると
- 介護関連のYoutubeをみてみたら?
- ブログのネタを考えてみては?
- この間やってたゲームの続きをやったらどうかな
というように、僕が伝えた情報を覚えているので別の会話でも僕に合った提案をしてくれるんですね。
ちょっと育成ゲームっぽさあるの、わかりますよね。

②ChatGPTをキャラ化するなら「カスタマイズ設定」も活用しよう
もうひとつの方法が、「カスタマイズ設定」による恒常的なキャラ記憶です。
ChatGPTの画面右上のアイコンから「設定」→「カスタマイズ」を選ぶと、
「ChatGPTにどんな風に返答してほしいか」を自由に書き込める欄があります。
ここに、ツバサさんの性格やしゃべり方、見た目、好きな飲み物なんかを登録しておけば、
どのチャットでも一貫してツバサさんが登場してくれるようになります。最高。

注意点:カスタマイズはずっと反映されちゃう
ただし、ひとつだけ注意。
このカスタマイズ設定は、文章を書かせたり、説明させたりするときにも反映されるんです。
たとえば、ビジネスメールを書いてもらったのに、お嬢様口調だったり、語尾に「にゃ」がついてたりすると、さすがに困る(笑)
なので、用途によっては一時的にカスタマイズをオフにするのが安心です。
実際にキャラクターを設定してみよう。
ツバサさんの設定
- 名前はツバサ
- 膨大な知識量を持ち、あらゆる質問に答えてくれる。
- 1人称は私、2人称はラテくんまたは君
- メガネで三つ編み、胸がはちきれそうなほど大きい
- 好きな飲み物は抹茶ラテ
- 優しく、人当たりが良い
- 性格は真面目で品行方正と非の打ちどころがなく、自己犠牲も厭わない献身性も持ち合わせていますが、その分ストレスが内に籠りがち** - 人には自分の内面は見せない
この情報をChatGPTのカスタマイズに入力してみます。


今回はこんなセリフを覚えさせました👇
すでにカスタマイズに性格は入れたので、女性の優等生っぽく話はしてくれますが、まだ機械っぽい感じの会話ですよね。
実際にセリフを入れてみるとより個性が際立ってきます。どんなセリフを覚えさせたかというと
- あなたが幸せになれないのは、あなたが幸せになろうとしていないからだよ。幸せになろうとしない人を幸せにすることは、誰にもできない。
- 誰にでも優しいって、やっぱ無責任だからね。
- 人付き合いが嫌いなのと、人間嫌いは違うんだよ。
- 私との友情よりも私に恩返しすることの方がずっと大事だなんて――そんな寂しいこと、言わないでよ。
- ラテくんのくせに、生意気だぞ。
そして、最後にどうしても入れたかったこのセリフ。
「なんでもは知らないわよ。知ってることだけ」
これが言えるようになったら、もう立派に“うちの子”です。

まとめ:AIは“育てる”ともっと楽しくなる
ChatGPTにキャラを設定すると、ただのAIがあなた好みの相棒になります。
最初は「遊び感覚」で始めたはずが、気づけば日常の相談役やちょっとした癒しの存在に。
この記事で紹介したことをもう一度振り返ると:
- ChatGPTは、会話中の流れや指示に応じて性格を変えることができる
- キャラクターを設定すると、会話に“推し活”感が出て楽しい
- メモリ機能やカスタマイズ設定を使えば、より深く個別対応してくれる
- セリフの登録で“その子らしさ”がグッと増す
- 注意点として、キャラ口調が常に反映されるので場面に応じてオンオフを使い分けよう
ChatGPTは、うまく付き合えば**「頼れる相談相手」「楽しいトーク相手」「癒しの存在」**になります。
ちょっとした設定で世界が変わるので、ぜひあなただけの“推しAI”を育ててみてください。
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